2024年05月05日

「中国の道教を学ぶ」シリーズを投稿しました!

本HP「レムリア」では、「世界の宗教」を紹介していますが、中国の道教について、5本の投稿記事ができました。

 

道教は、儒教、仏教に並ぶ中国三大宗教の一つで、儒教とともに中国漢民族の固有の宗教です。道教というと老子が始めた道家思想のことであると思う人がいるかもしれません。学校教育の場でも、道教の思想的側面が強調されるので、「道教=道家(老荘)思想」と捉えられるかもしれませんが、実際、そうではありません。

 

道教において、修行者は不老不死の神仙となることをめざし、さまざまな術や儀礼を行い、人々も健康や金運など現世利益を求めた結果、多種多様な神々が信仰の対象になりました。道教は、「神々の百貨店」、「中国文化の雑貨店」と言われるぐらい様々な要素を含んでいると評されるほど複雑すぎて、誰も、道教を体系的に一つまとめて説明することはできないとされています。

 

通常、宗教は、教祖がいて、人々が知らない神や世界の真理を説き、人々が集っていきますが、道教の場合は逆に、人々が神々を「創作」し、複雑多岐な信仰の世界を形成していったユニークな宗教です。現在の中国は、無神論であるマルクス主義の国なのですが、中国の人々は極めて宗教的な国民なのかもしれません。そうした、不思議な道教について、いくつかの角度から紐解いていきます。

 

道教1 道教の源流:道教=老荘思想ではない!?

道教2 教団としての道教:五斗米道、上清派、全真教…

道教3 道教:神々の系譜➀ 老子や南極老人も神!

道教4 道教:神々の系譜② 孫悟空や岳飛も神!

道教5 道教の歴史:巫術と神仙から始まった…

 

中国三大宗教の他の儒教と仏教について知りたい方は次のページを参照下さい。

中国の儒教を学ぶ

インドと中国の仏教を学ぶ