2022年06月26日

コロナワクチン死亡者、インフルエンザワクチンの100倍!

 コロナ・ワクチンに否定的な見解を示せば、「陰謀論者」というレッテルを貼られてしまうかもしれませんが、有用な情報であれば、事実は事実として、共有したいと思います。今回はコロナワクチンの副反応についてです。

 

6月14日の「日刊ゲンダイ」が次のような記事を出していました。

(全文引用)

――――

コロナワクチン接種後の死亡件数は5月27日までに1742件 厚労省が報告

 

厚労省は6月10日、新型コロナワクチンの接種と副反応との関連性を議論する専門部会を開催した。同会に提出した資料によると、予防接種開始(2021年2月17日)から22年5月15日までに新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例は1725件(ファイザー社製1575件でうち3回目接種後134件、モデルナ社製149件で同78件、アストラゼネカ社製1件)。その後、5月27日までに17件(ファイザー社製11件でうち3回目接種後7件、モデルナ社製は6件で同6件)の報告があった。

 

つまり、予防接種開始以来、465日間に1742件(ファイザー社製1586件、モデルナ社製155件、アストラゼネカ社製1件)の死亡が報告されたことになる。

 

1日当たりでは3.75人になる計算だ。

 

ちなみに5月15日までのファイザー社製の3回目接種後の死亡報告数134件のうち、65歳以上は112件、65歳未満22件だった。このうち症状の概要に記載された死因等は虚血性心疾患17件(うち65歳未満2件)、肺炎11件(同1件)、不整脈9件(同5件)、心不全9件(同1件)、大動脈疾患6件(同1件)、呼吸不全6件(同1件)、心筋炎5件(同4件)、播種性血管内凝固5件(同0件)などとなっている。

 

一方、モデルナ社製の3回目接種後死亡報告78件のうち65歳以上は60件、65歳未満は18件だった。症状の概要に記載されている死因等は不整脈9件(うち65歳未満2件)、虚血性心疾患8件(同1件)、心不全6件(同2件)、大動脈疾患6件(同3件)、心筋炎4件(同3件)、肺炎4件(同1件)などだった。

 

なお、1回や2回の接種後報告の上位では見られなかった溺死・溺水がファイザー社製4件(65歳未満0件)モデルナ社製5件(同0件)が上位に報告された。接種後の入浴が原因か。

 

専門部会では22年5月15日までに報告された1725件の死亡とワクチン接種との関連について、

α(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)、

β(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)、

γ(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)

と評価している。

 

その結果は以下の通り。

・ファイザー社製(α=0件、β=10件、γ=1565件)

・モデルナ社製(α=0件、β=1件、γ=148件)

・アストラゼネカ社製(α=0件、β=0件、γ=1件)

 

今回の会合でも死亡例の報告に関しては、「現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認められない。死亡例の報告に関しては、現時点においては、3回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」とした。

―――――(引用終わり)

 

 

  • ワクチンと死亡との因果関係

 

厚労省は、ワクチン接種後、現場の医師やワクチン製造販売業者に「副反応を疑う事例」の報告を求めているのですが、日刊ゲンダイの記事は、この「副反応疑い報告」によるものです。

 

それによると、新型コロナワクチンの接種開始の2021年2月17日から、5月27日までの間で、コロナワクチン接種後、亡くなった人が、1742件に上りました。

 

関心は、この数字は多いのか少ないのかということだと思いますが、記事では、これが、1日当たりでは3.75人と計算されています。個人的には多いという印象を持ちますが、別の記事では、死亡者数をワクチン接種回数で割った死亡報告の頻度は「0.00064%」となるそうなのです。こうなると少ないと言えますね。「副反応疑い報告」の結果も、ワクチン接種と死亡の直接の因果関係をほぼ全く認めていません。あくまで疑いです。しかし、前出の別記事では、次のような興味深い分析を行っています

 

 

  • 季節性インフルエンザ・ワクチンとの関係

 

―――――――――

コロナワクチン 増え続ける副反応疑い死

(2022年6月9日、ヤフーニュース/山岡淳一郎)

(以下、当該記事を要約)。

 

新型コロナワクチンの接種開始の2021年2月17日から4月29日までの間に、合計で2億6590万回超のワクチン接種が行われているので、死亡報告の頻度は「0.00064%」となり、この比率(リスク)は一見、低そうだ。しかし、季節性インフルエンザ予防接種後の、副反応疑い死亡報告数と比べると、驚きの数字が明らかになる。

 

日本では、毎年5000万回前後、インフルエンザのワクチン接種が行われているが、「2014年シーズン(14年秋~15年初夏)から19年シーズンまで、5期で、新接種回数とほぼ同じ2億5835万回超のワクチン接種が行われた。このうち死亡報告数はわずか15人、死亡報告の頻度は『0.0000058%』」と算出された。新型コロナワクチン接種後に、通常のインフルエンザのワクチン接種後の100倍以上の死亡報告が出されている。

――――――――――

 

季節性インフルエンザ・ワクチンと比較して、100倍以上の死亡報告というのは驚きです。

 

この記事ではさらに、ワクチンの製造販売業者が提出した「副反応疑い報告」から、死に至らなくても、接種後に深刻な副反応に見舞われる人が相次いでいることも指摘しています。

 

――――以下、記事一部引用―――――

死亡、障害、入院などの「重篤」事例は、ファイザー製1万8966人、モデルナ製2795人、アストラゼネカ製16人で、合計で2万1807人に達する(4月17日時点)。 亡くならないまでも、ほぼ寝たきりになった人や、「原因不明」のまま入院し、退院した後もベッドから離れられない人も大勢いる。

 

厚労省の「副反応疑い報告」に寄せられた事例は、死亡、重篤に軽症も合わせると5万5000件を超えている。

――――記事一部引用ここまで―――――

 

◆ 公平な情報開示と説明責任を

 

こうした結果に対して、厚労省の専門部会は、ワクチン接種との因果関係を「否定できない(α判定)」とされたのは、アナフィラキシーショックなどから回復した比較的軽かったケースの一部にとどまるとしたそうです。死亡例は、情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係を評価できないとする「不明(γ判定)」がほぼ100%だったことはすでにみた通りです。

 

厚労省や専門家、マスコミは、増え続ける副反応疑い死について、説明しておらず、「ワクチンは安全で、有効です。ワクチンの利益は、そのリスクを大きく上回ります」と語る一方です。厚労省は、因果関係の調査をすべきでしょう。

 

さらに、報告されているのは、副反応疑いと認定された症例だけであり、多くの認定されていない症例もたくさんあることも重要な事実です。それどころか、その厚労省の出すデータそのものに疑問視する現場の医師もいます。

 

何より、このワクチンは、完全に安全性が保障されておらず、本来は治験段階であることを忘れてはなりません。(この事実にも、政府、厚労省、マスコミも含めて、誰も言及しなくなった)。ネットニュースなどで政府を代弁してワクチン接種を進めるテレビなどでお馴染みの医師も、「コロナワクチンは安全と言われています」としか言わず、「安全だ」と断定しているわけではありません。

 

もちろん、ワクチン接種は社会的に重要であることは否定しません。しかし、それならばなおのこと、ワクチンについての負の側面についての情報も公平に開示され、かつそれについての説明責任を政府・厚労省は果たすべきだと思われます。私たち国民には、憲法21条で保障された「知る権利」があります。

 

 

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<参考記事>

コロナワクチン接種後の死亡件数は5月27日までに1742件 厚労省が報告

(日刊ゲンダイ 2022/6/14)

コロナワクチン 増え続ける副反応疑い死

(ヤフーニュース、2022年6月9日)

厚労省が新型コロナワクチン接種後の死亡者のデータを隠匿しています

(2021年7月7日、かねしろクリニック)