「アメリカを理解するためのハンドブック」(2001年9月20日発行、鳥影社)
デビュー作。当時2000年の米大統領選挙が近づいたので、それに合わせて、アメリカの仕組みを説明する教科書的な本を出版したいという衝動に駆られて書いていました。
「現代用語の基礎知識」や「イミダス」で解説されている「アメリカ」についての内容をジャンル別に、さらに詳細にまとめたもの。いわゆる情報解説本です。
ただ、情報としては、もはや古くなっているものが多く、情報本としては使えません。当時のアメリカの仕組みを学べるだけとなってしまいました。
<出版の経緯>
「本にしたい原稿を送って下さい」という新聞広告をみては、サンプル原稿を送っていたところ、2回か3回目の挑戦で、鳥影社という出版社が、企画出版(費用はすべて出版社側が持つ)として取り上げてくれました。
これで印税生活もできるかもしれないと大いに期待しましたが、残念な結果でした。それでも、自分でも本を出版できるんだと大いに自信がつき、、次こそは、という気持ちになれました。
デビュー作から10年後の2011年、もう当時の情報も古くなり価値のないものもありますが、政治経済の制度というのは大きく変わりません。逆に、「90年代当時のアメリカ」という観点で読めば、今でも読む価値はあります。アメリカの政治経済の制度を、体系的に、かつ飽きない程度にネタもいれながら、まとめた解説本は少ないと思います。
そこで、改訂版の「新・アメリカを理解するハンドブック」を企画しています。出版していただいた鳥影社さんに問い合わせたましたが、やわらかく断られたので、別の出版社の方でご関心があれば一報下さい。