イタリア

 

イタリア近現代史

 

<イタリアの地誌>

イタリアは、丘陵地や山岳地が多く、国土面積に占める平地の割合は低く、国土面積に占める農地の割合もそれほど高くない。また、一農家当たりの経営規模もドイツやイギリスよりも低く、農業経営に効率化が問題となっている。イタリアの北部の平野では、混合農業が行なわれており、イタリアの穀倉といわれており、南部はブドウ・オリーブなどの栽培を行う典型的な地中海型農業である。

 

イタリアは鉱産資源に乏しく、近代工業も西ヨーロッパに遅れて発達した。最も重要な工業地帯は北部の「工業の三角地域」と呼ばれる地域であり、この地域を中心に、鉄鋼、自動車、機械工業が発達している。近年では航空機、電子機器などの先端技術産業も盛んである。