2020年05月18日

皇室:宮中祭祀「旬祭」とは?

即位から1年を迎えられた天皇陛下は、5月1日、皇居で宮中祭祀「旬祭」に臨まれました。通常、「旬祭」について報道されることはありませんが、2020年は、即位1周年に当たったので、この日、「旬祭」の拝礼のために皇居に入られる陛下のご様子が報じられました。

 

旬祭(しゅんさい)」は、宮中三殿で行われる恒例の宮中祭祀の一つで、元日を除く毎月1日などに国の安寧や国民の幸せを祈る儀式です。装束姿の天皇陛下は宮中三殿を回り、玉ぐしをささげて拝礼されます。「旬祭」は毎月1日、11日、21日に掌典長が祭典を行い,原則として1日には天皇陛下のご拝礼があります。

 

宮中三殿

皇居内の吹上御苑の東南にある賢所・皇霊殿・神殿の総称。

 

  • 賢所(かしこどころ):皇祖天照大御神がまつられている。
  • 皇霊殿(こうれいでん):歴代天皇・皇族の御霊がまつられており,崩御・薨去の1年後に合祀される。
  • 神殿(しんでん):国中の神々がまつられている。

 

掌典長

掌典長は、掌典職のトップの役職者のことです。掌典職(しょうてんにしょく)は、日本の皇室において宮中祭祀を担当する部門で、宮内庁の組織ではなく、内廷(皇室の私的機関)に属しています。そこで働く人々は、宮内庁職員ではなく「天皇の内廷職員」という身分になります。

 

<参照>

宮内庁HP、Wikipediaなど