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2020年09月23日

皇室:秋季皇霊祭と秋季神殿祭

9月22日の秋分の日に、天皇皇后両陛下は、宮中祭祀「秋季皇霊祭の儀」と「秋季神殿の儀」にのぞまれました。また菅総理など閣僚らも参列しました。秋分の日の「お彼岸」には、家々で祖先の御霊をお祭りし、お墓参りをするのが風習となっているのと同様に、宮中でも「秋季皇霊祭(こうれいさい)」と「秋季神殿祭(しんでんさい)」が行われています。

 

秋季皇霊祭は、秋分の日に皇居の宮中三殿の一つである「皇霊殿(こうれいでん)」で行われるご先祖祭で、歴代天皇はじめ皇后・皇族すべての皇祖(天皇家の祖先)の神霊(御霊)を祀られます。

 

秋季神殿祭は、秋分の日に皇霊祭に続き、宮中三殿の一つである「神殿(しんでん)」で行われる神恩感謝の祭典で、天神地祇(てんじんちぎ)(天地の神々のこと)、八百万神(やおよろずのかみ)を祀られます。

 

両祭典とも、天皇陛下が親祭される宮中祭祀で、陛下自ら玉串を捧げて御拝礼され、皇祖皇宗の神霊に告げられる御告文(ごこうぶん)を奏せられます

 

皇霊殿:歴代天皇や皇后、皇族の皇霊が祀られている殿舎(やかた)。

神殿:全国の天神地祇の神々が祀られている殿舎。

 

なお、3月の春分の日にも、毎年「春季皇霊祭」、「春季神殿祭」が秋と同様に行われます。また、皇居だけでなく、伊勢神宮をはじめ全国の神社でも同様の祭儀(遙拝式)が挙行されます。

 

秋季皇霊祭・秋季神殿祭ともに、秋分の日に行われますが、現在の秋分の日は、もともと秋季皇霊祭と呼ばれていました。秋分の日(春分の日)にお墓参りをして先祖の供養をする習慣も、実は皇室の先祖の祭儀に由来するとされています。

 

秋季(春季)皇霊祭は、1848年に祭日として制定されていましたが、終戦後の1948年に、GHQ(連合国総司令部)の命で、秋季(春季)皇霊祭が廃止となり、代って秋分(春季)の日が国民の祝日として定められ、現在に至っています。

 

皇霊祭・神殿祭や、彼岸・秋分(春分)に日についての詳細は以下の投稿サイトを参照下さい。皇霊祭・神殿祭の由来と歴史や、お彼岸、秋分の日との関係などを紹介しています。

 

皇室:宮中祭祀「皇霊祭の儀」とは?

伝統行事:お彼岸、神仏習合のたまもの