2019年11月27日

ニュース:出雲大社で「神有月」の神事(11/6~13)

旧暦と現在の暦とは一か月ほどのズレがあるので、今月11月は旧暦10月の行事が行われています。旧暦で10月は神無月といいますが、「無」とは「ない」という意味ではなく、「の」という意味で、10月は神の月、神を祭る月という解釈が一般的な学説だそうです。実際、全国のおコメの産地では、新穀を神に捧げる新嘗祭が各地で行われています。

 

しかし、俗説になってはいますが、10月は全国の神様が島根県の出雲大社に集まるので、ほかの地域に神がいなくなるから、「神無月」になったという伝承があります。その島根県では、旧暦10月を「神有月(神在月)」と呼んで、出雲大社では、全国の神々を向ける盛大な行事が11月に行われていました。

 

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八百万の神々、出迎え厳か 出雲大社「神迎神事」

(2019年11月7日、山陰中央新報)

 

全国から八百万の神々を迎える出雲大社(島根県出雲市大社町杵築東)の神迎(かみむかえ)神事が旧暦10月10日に当たる6日夜、出雲大社近くの稲佐の浜で厳かに営まれた。月明かりの下でかがり火がたかれ、多くの人が令和となって初の神事を見守った。

 

神職が神々の乗り移った「ひもろぎ」と呼ばれるサカキを絹垣(きぬがき)で覆い、御使神「竜蛇神(りゅうじゃじん)」を先頭に出雲大社へと歩んだ。出雲大社の神楽殿では神迎祭が営まれ、神々の宿となる東西十九社にひもろぎが奉安された。神々は13日夕まで滞在し、出雲大社の摂社・上宮(かみのみや)(同町杵築北)で、大国主命を主宰に1年間の縁結びや農事を話し合う「神議(かみはかり)」を行うとされる。日本中の神々が出払うため、旧暦10月は「神無月」と称されるのに対し、出雲地方では「神在月(かみありづき)」と言われる。

 

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神々が旅立ち、「神在月」の出雲大社

(2019年11月14日、朝日新聞)

 

全国から八百万(やおよろず)の神々が出雲に集うとされる、出雲大社(出雲市)の神在祭で13日、人々のご縁を結ぶ神議(かみはかり)を終えた神々を見送る神事「神等去出祭(からさでさい)」があった。午後4時すぎ、神様の宿泊場所とされる境内東西にある「十九社」から拝殿に移った神々は神職の「お立ちー」の声とともに大社を後にした。

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