2019年07月25日

ニュース:令和初の「京都・祇園祭り」

京都・祇園祭りとは?

京都三大祭のひとつ、祇園祭は、八坂神社のお祭りで、7月1日の吉符入りに始まり、宵山、山鉾巡行、神幸祭、花傘巡行、還幸祭等の諸祭行事を経て、7月29日の神事済奉告祭、7月31日の疫神社夏越祭で終わる約1ヶ月間に渡りおこなわれるお祭りです。(KBS京都)

 

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7月1日から始まった「祇園祭り」の諸行事を日時順に紹介します。

 

節目の夏に無事祈り、八坂神社に稚児参拝 祇園祭・お千度の儀

(2019年7月1日、京都新聞)

 

日本三大祭りの一つ、祇園祭が1日始まった。神泉苑に66本の矛を立てて全国の平安を祈った御霊会から今年で1150年。京都市東山区の八坂神社では前祭(さきまつり)巡行(17日)で先頭を行く長刀鉾の稚児が「お千度の儀」に臨み、節目の年の祭りの無事を祈願した。

 

午前9時45分、稚児の中西望海君(10)が、補佐役の禿(かむろ)の杉本崇晃君(11)、竹内瑛基君(9)とともに神社の南楼門をくぐった。顔に白化粧を施し口元に紅をさした中西君は稚児を務めることを神前に報告。続いて本殿の周りを時計回りに3周し、本殿の正面と裏で計7回拝礼した。また各山鉾町では「吉符入り」の神事が行われた。夜には祇園囃子(ばやし)の稽古を町会所の2階などでする「二階囃子」が始まり、京の街に祭りの季節の訪れを告げる。

 

 

人波に浮かぶ駒形提灯、宵山の風情楽しむ 京都・祇園祭

(2019年7月16日、京都新聞)

 

祇園祭の前祭(さきまつり)は16日、宵山を迎えた。夕方に降った雨も夜にはやんで時折風が吹き抜けて過ごしやすく、祭り情緒を楽しもうとする大勢の人たちでにぎわった。15日の宵々山に続いて四条通や烏丸通の一部が午後6時から歩行者天国となり、日が落ちる頃から四条通や烏丸通のにぎわいは高まった。鉾の周りには浴衣姿の囃子(はやし)方が奏でるお囃子が響き、澄んだ音色に立ち止まって耳を澄ませる人たちの姿も見られた。夜までに厄よけちまきが完売した山鉾も多く、代わりに「お守りどうですか」と子どもたちがかわいらしい声で呼び掛けていた。

 

八坂神社(東山区)では夕方から素戔嗚尊(すさのおのみこと)の大蛇退治などを題材とした島根県の伝統芸能「石見神楽」が奉納された。午後10時ごろからは巡行の晴天を祈願する「日和神楽」もあり、各山鉾町の人たちが囃子を奏でながら四条御旅所に向かった。京都府警によると、午後9時の人出は、3連休の最終日だった昨年の宵山を9万人下回る15万人だった。宵々山(午後9時)は18万人で昨年を2千人上回った。

 

 

都大路を山鉾巡行 京都・祇園祭前祭

(2019年7月17日、京都新聞)

 

日本三大祭りの一つ祇園祭・前祭(さきまつり)のハイライトとなる山鉾巡行が17日、京都市中心部で始まった。祭りの創始から1150年を迎え、「動く美術館」に例えられる豪華な懸装品(けそうひん)を飾った23基の山と鉾が都大路を進んだ。午前9時すぎ、くじ取らずで先頭を行く長刀鉾が「エーンヤラヤー」の掛け声とともに下京区四条通烏丸東入ルを出発。今年の「山一番」の蟷螂(とうろう)山や芦刈山、木賊(とくさ)山が続いた。

 

祇園祭は疫病退散を祈る八坂神社(東山区)の祭礼。869年に神泉苑で矛66本を立てた祇園御霊会(ごりょうえ)が起源とされる。京都のまちは戦乱や災害に何度も見舞われたが、地域の人々が力を合わせて守り受け継いできた。

 

 

祇園祭の神輿、京都の街を練り歩く 響く「ホイットー」、神幸祭

(2019年7月17日、京都新聞)

 

祇園祭の神幸祭が17日夜、京都市中心部で行われた。東山区の八坂神社を出発した3基の神輿(みこし)が威勢の良い掛け声と飾り金具を響かせながら氏子地域を練り歩き、下京区四条通寺町東入ルの御旅所に向かった。午後6時すぎ、中御座、東御座、西御座の3基は西日を浴びて石段下にそろった。ねじり鉢巻きに白い法被姿の担ぎ手たちが「ホイットーホイット」の掛け声とともに頭上の神輿を前後に繰り返し揺さぶり、「まーわーせー」の号令に応じてゆっくり旋回を重ねる「差し回し」を披露した。歩道を埋めた人たちに熱気と興奮が伝わり、拍手が湧き起こった。3基はそれぞれの経路を進んだ。祇園一帯や河原町通などを経て、深夜には御旅所に再び勢ぞろいした。24日の還幸祭で神社に戻る。

 

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山鉾町に宵山の風情、ゆったりと楽しむ 京都・祇園祭後祭

(2019年7月21日、京都新聞)

 

祇園祭の後祭(あとまつり)は21日、宵山期間を迎えた。京都市中心部の山鉾町は会所などに飾られた懸装品(けそうひん)を眺める人たちでにぎわった。後祭の宵山期間は露店の出店や歩行者専用道路(歩行者天国)がなく、駒形提灯に照らし出された山鉾町は華やかながらも落ち着いた雰囲気に包まれた。黒主山はマンションにご神体の大伴黒主像をまつり、大口袴や小袖といった衣装や前掛、見送を展示。保存会役員の説明を聞く人たちでにぎわった。

 

 

京都祇園祭後祭の宵々山、鷹山の祇園囃子響く

( 2019年7月23日、朝日)

 

祇園祭は22日、後祭(あとまつり)の宵々山(よいよいやま)を迎えた。京都市中心部では浴衣姿の見物客らが、駒形ちょうちんの明かりに照らされた山鉾(やまほこ)の周辺を歩き、祭りの風情を楽しんだ。後祭の宵山期間は露店が出ないため、前祭(さきまつり)の時とは対照的に、山鉾町は落ち着いた雰囲気に包まれる。見物客らは山鉾の装飾品や旧家に飾られたびょうぶをゆったり眺めた。

 

江戸時代後期の1826年、暴風雨のため破損し、翌年から巡行に出ない「休み山」だった鷹山(たかやま)が今年、193年ぶりに巡行に参加する。2022年に曳山(ひきやま)を復興する予定で、今年は曳山の代わりに掛け軸を収めた唐櫃(からびつ)(木箱)を担いで巡行する。鷹山の保存会(京都市中京区三条通室町西入)は「コンチキチン」の祇園囃子(ばやし)を奏でた。23日も午後7時からお囃子を披露する。後祭の宵山期間は23日まで。24日の山鉾巡行は午前9時半、橋弁慶山を先頭に烏丸御池を出発する。11の山鉾が参加し、鷹山は10番目に登場する。

 

 

駒形提灯に浮かぶ山鉾、後祭の風情満喫 京都・祇園祭「宵山」

(2019年7月23日、京都新聞)

 

祇園祭の後祭(あとまつり)は23日、宵山を迎えた。京都市中心部の新町通や室町通では家族連れらが駒形提灯の明かりで照らされた山や鉾の間を歩き、落ち着いた後祭の風情を楽しんだ。時折雨が降る中、浴衣姿の子どもたちが「常は出ません。今晩限り」と独特の節回しで歌い、「厄よけのちまき、お守りどうですか」と呼び掛けた。道を行く人たちは透明のビニールで覆われた山や鉾の飾りを見上げ、通りに面した旧家が披露する家宝の屏風(びょうぶ)を思い思いに眺めていた。また各山鉾町の人たちが巡行日の晴天を願う「日和神楽」もあった。193年ぶりに唐櫃(からびつ)巡行で参加する鷹(たか)山保存会の囃子(はやし)方も鉦(かね)と笛、太鼓でコンチキチンの音色を響かせながら四条御旅所に向かった。

 

 

祇園祭この夏″2度目″の山鉾巡行 後祭で始まる

(2019年7月24日、京都新聞)

 

祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行が24日、京都市中心部で始まった。193年ぶりに唐櫃(からびつ)による巡行復帰を果たした鷹(たか)山を含む11基の山鉾が都大路を進む。午前9時半、くじ取らずで先頭の橋弁慶山が中京区御池通烏丸を出発。五条橋で出会った弁慶と牛若丸の一戦の場面を表現したご神体人形をのせた山がゆっくりと進む姿を、沿道に詰め掛けた人たちが見守った。

 

真っすぐに伸びる真松(しんまつ)を立てた北観音山、その後ろに今年の「山一番」となった鯉山が続く。御池通寺町の市役所前ではくじの順番通りに巡行しているかを確かめる「くじ改め」、御池通河原町と河原町通四条の交差点では進行方向を変える「辻(つじ)回し」がある。

 

 

後祭の山鉾巡行 今年から鷹山も 京都・祇園祭

(2019.7.24、産経新聞)

 

創始1150年を迎えた日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭は24日、後祭(あとまつり)の山鉾(やまほこ)巡行が行われた。今年は、祭神の掛け軸を収めた唐櫃(からびつ)(木箱)を担いで歩く形で193年ぶりに巡行に復帰する鷹山(たかやま)を始め、北観音山や大船鉾など計11基の山鉾が都大路を進んだ。

午前9時半に先頭の橋弁慶山が烏丸御池交差点(京都市中京区)を出発、前祭とは逆回りで進んだ。その後、市役所前(同区)で巡行の順番を確かめる儀式「くじ改め」が行われた。交差点を曲がる際には、山鉾が90度方向転換する「辻回し」が見物客の注目を集め、盛んに拍手が送られた。後祭の山鉾巡行は平成26(2014)年に、前祭(さきまつり)(17日)と後祭に分かれて以来、6回目。

 

 

祇園祭・還幸祭、神輿3基が集結 創始1150年、江戸期を再現

(2019年7月24日、京都新聞)

祇園祭の還幸祭が24日夜、京都市中心部であり、四条御旅所(下京区)に鎮座していた3基の神輿(みこし)が「ホイット、ホイット」の掛け声とともに氏子地域を勇壮に練った。今年は創始1150年を記念して3基が又旅社(中京区)に集結し、できる限り時間差を取らず八坂神社(東山区)に戻る江戸時代の様子を再現した。

 

還幸祭は17日の神幸祭で四条御旅所に運ばれた3基を神社に戻す神事。中御座、東御座、西御座は午後4時半ごろから順に出発した。3基はかつて御霊会が行われた神泉苑南端にある又旅社でいったん勢ぞろいし神事に臨んだ。その後は三条通を東進し、寺町通や四条通を経て四条大橋を渡った。全ての神輿が神社にたどり着くと境内の明かりが消され、神輿に乗った神霊を本殿に戻す神事が厳かに営まれた。

 

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茅の輪くぐり夏越祭 京都・疫神社

(2019年7月31日、産経新聞)

 

1カ月にわたって神事や行事が行われた祇園祭の終わりを告げる「夏越祭(なごしさい)」が31日、京都市東山区の八坂神社境内にある疫(えき)神社で営まれ、参拝者が鳥居に設けられた直径約2メートルの茅(ち)の輪をくぐって無病息災を祈った。八坂神社の祭神、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が疫神社の祭神、蘇民将来(そみんしょうらい)のもてなしを受けたことを喜び、「蘇民将来子孫也」と記した護符を持てば疫病を免れると約束した-との故事にちなんだ神事。神事には、氏子組織「宮本組」や各山鉾(やまほこ)町の関係者が参列。茅の輪をくぐり、厄除けのカヤを抜いて持ち帰った。

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