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2019年08月03日

ニュース:令和初の「青森ねぶた祭」

飛び交う「ラッセラー」 青森ねぶた祭、猛暑の中で開幕

2019年8月2日、朝日新聞)

 

東北の短い夏を彩る青森ねぶた祭が2日、猛暑の中で開幕した。まだ熱気の残る午後7時すぎ、「ドーン」という花火の音で今年の祭りが始まった。1年ぶりのお囃子(はやし)と「ラッセラー ラッセラー」の声が飛び交う中、初日は大型ねぶたと子どもねぶた合わせて約30台が街中を運行し、沿道を埋めた見物客らが歓声と共に盛んに拍手を送った。

 

今回は大型ねぶたを先導する「前ねぶた」の一つとして2、3の両日、台湾の祭りから「台湾ランタン」1台も参加する。西遊記の猪八戒をモチーフにしたもので、台湾・エバー航空の青森と台北を結ぶ定期便就航を記念して、「県庁ねぶた実行委員会」の前ねぶたとして登場する。

 

ねぶたの運行は、6日まで各日午後7時10分にスタート。最終日の7日のみ午後1時から3時に運行され、午後7時ごろから、ねぶた大賞を受賞した団体など6台前後の大型ねぶたが青森港の海上を運行、花火とともに祭りのフィナーレを迎える。

 

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令和祝い 夜空に躍動 青森ねぶた祭

(2019年8月7日、河北新報)

 

青森ねぶた祭は7日、最終日を迎える。令和初となる祭りでは天皇にまつわるねぶたが市街地を彩った。今年の「ねぶた大賞」を受賞した青森菱友(りょうゆう)会の「紀朝雄(きのともお)の一首 千方(ちかた)を誅(ちゅう)す」は、天智天皇時代の伝説を取り上げた。鬼を操る藤原千方の討伐を天皇から命じられた朝雄は和歌を一首詠み、鬼を成敗する。

 

「改元する今年にしかできないねぶたを作りたかった」と話す制作者の竹浪比呂央さん(59)。これまで題材としてきた青森の伝説を離れ、新天皇即位を祝う作品を選んだ。和歌が書かれた「料紙」をちりばめる新しい表現にも挑戦。一枚一枚、丁寧に和歌をしたためた。筆一本で鬼を退治した朝雄の姿に「争いが起きても武器を使わず、知恵を出し合って解決してほしい」との思いを重ねた。新時代への期待を乗せたねぶたが津軽の夜を照らす。

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