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2016年11月01日

ニュース:ローマ法王、ルーテル派と共同声明

ローマ法王、宗教改革の記念式典に出席 ルーテル派と共同声明
(2016/11/1、日経)

 

ローマ法王フランシスコは31日にスウェーデンを訪れ、宗教改革の始まりから500周年を祝う式典に参加した。プロテスタントに属するルーテル派世界連盟の代表者とともに、宗派間の融和を促す共同声明に署名した。法王はカトリック信者とルーテル派の合同の祈りで、過去の対立について「素直に過去を見つめ、誤りを認めたうえでゆるしを求めなくてはならない」と呼びかけた。AFP通信によるとスウェーデンに向かう機中では報道陣に、宗教改革がキリスト教に貢献したとも語った。

 

ルターは1517年にドイツでカトリック教会に対する批判を始め、プロテスタントが生まれるきっかけをつくった。両宗派の激しい対立は各地で迫害や紛争を招き、「30年戦争」の原因にもなった。フランシスコ法王は他宗教や他宗派への歩み寄りに積極的。2月には歴代のローマ法王で初めてロシア正教のトップと会談し、世界に東方正教会との関係改善を印象づけた。今回のスウェーデン訪問も、カトリック教会の権威よりも平和活動などでの協力を重視する姿勢を示す狙いがあるとみられる。

 

2016年09月24日

ブログ&ニュース:知ってましたか?「世界平和のための宗教対話集会」

こうした宗教家の世界的な連帯の動きなど、マスコミはもっと報道すべきではないでしょうか。多くの人は、今月開かれた「世界平和のための宗教対話集会」のような存在を知らないと思います。

 

紛争原因の多くは宗教的な対立があります。武器や暴力に頼らず、祈りと対話を旨とする宗教の力が今こそ求められます。ただ、こうした主張は何十年も前から言われているにも拘わらず、未だ芽がでていません。地道の努力の継続だけでなく、何か新しい力が必要ではないでしょうか?

 

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ローマ法王 「今日こそ平和必要」 伊アッシジ、宗教対話集会
(毎日新聞2016年9月21日)

 

キリスト教カトリックのフランシスコ・ローマ法王が20日、イタリア中部アッシジを訪れ、世界平和のための宗教対話集会に参加した。シリア内戦の長期化や世界各地へのテロの広がりを受け、イスラム教やユダヤ教、仏教など他宗教の指導者と共に、神の名を悪用する暴力を非難し、共存と協力を呼びかける。

 

法王は、過激派組織「イスラム国」(IS)などによるテロや、信仰を理由とした迫害が各地で相次いでいる事態を踏まえ、「世界は戦争中だ」との認識を示している。集会に先立ち、「今日ほど平和を必要としている時はない」と強調した。 法王はイスラム教、ユダヤ教などの指導者と会談後、中世イタリアの聖人「アッシジの聖フランチェスコ(フランシスコ)」の聖堂でキリスト教聖職者と平和を祈願。その後、他宗教指導者と共に戦争被害者に黙とうをささげ、「平和の呼びかけ」に署名する。

先々代ローマ法王の故ヨハネ・パウロ2世は冷戦時代の1986年10月に宗教指導者をアッシジに招き、「世界平和の祈りの集い」を開いた。それから30周年記念の今回は、18日から3日間の対話集会が開かれ、約60カ国の宗教指導者511人、約1万2000人の巡礼者らが参加した。

集会では、イスラム教指導者は「ダーイシュ(ISの別称)が乗っ取ったイスラム教を取り戻さなければならない」と述べ、シリアのキリスト教聖職者は「シリア北部の激戦地アレッポを救え」と訴えた。日本の仏教や神道の代表者も参加。「宗教に無関心な人々との対話」や「政治、経済など各界との連携強化」を促した。

 

また、日本経済新聞でも、アッシジの宗教対話集会について、小さいが次のように報じています。

 

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イタリア中部アッシジの宗教対話集会に参加した森川宏映・天台座主は来年8月初旬に日本で開かれる比叡山宗教サミット30周年「世界平和祈りの集い」へのフランシスコ・ローマ法王の出席を招請した。

森川座主は20日のアッシジ集会閉幕式で、現代世界には「孤立や力を求める動きがある」と懸念を表明。「宗教者は徳と愛のある世界を創るべく、共に祈り、手を携えて、一層努力していかねばならない」と述べた。

2016年05月26日

ニュース:キリスト教とイスラム教の歴史的対話

常日頃、世界の平和の第一歩、紛争解決の足掛かりは、地道で持続的な宗教間対話であると確信していますが、朗報といえるニュースがありました。

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ローマ法王とイスラム教スンニ派最高権威機関の指導者、歴史的会談
(2016年05月24日 、AFP)

 

ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王と、イスラム教スンニ派(Sunni)の最高権威機関アズハル(Al-Azhar)の指導者、アフメド・タイブ(Ahmed al-Tayeb)師が23日、ローマ法王庁(バチカン)で歴史的な会談を行った。フランシスコ法王とタイブ師は、今回の会談が両宗教の理解と対話を深めるきっかけになることを願っているという。

 

2013年のフランシスコ法王就任以来、世界のカトリック教徒の指導者と、イスラム教スンニ派の最高権威が対面を果たしたのは今回が初めて。法王の就任後、両宗教の関係が大きく改善されてきたことを象徴する出来事となった。

 

バチカン関係者が記者団に明かしたところによると、法王はタイブ師と抱擁とキスを交わした後、会談の冒頭で「われわれの対面こそがメッセージになる」という短いコメントを出したという。今回のバチカン訪問に当たってアズハル側は、双方が「平和会議」を開くことに合意したと発表。バチカン側はこの会議計画について直ちには確認しなかったが、報道官は約30分に及んだこの会談が「非常に心のこもった」ものだったと述べた。

 

前法王ベネディクト16世(Benedict XVI)は2006年9月に行った演説で、イスラム教と暴力とのつながりを示唆したと受け止められ、複数の国で激しい抗議行動が展開され、キリスト教徒に対する報復攻撃も招いた。

 

先週突然発表された今回のバチカン訪問は、前法王時代に両宗教間に存在した深刻な緊張が、フランシスコ法王就任後に緩和されたことを受けて実現した。先々代の故ヨハネ・パウロ2世(John Paul II)は2000年、エジプト・カイロ(Cairo)で当時のアズハル指導者と会談していたが、その翌年に米ニューヨーク(New York)で同時多発テロが発生し、西側とイスラム世界の関係は一変した。

 

23日の会談は事実上、これまで長く先送りされ続けてきたエジプトからバチカンへの答礼訪問が実現した形で、バチカンは法王とタイブ師とが「この新しい会談の大きな重みを強調した」としている。

 

バチカンのフェデリコ・ロンバルディ(Federico Lombardi)報道官は声明で、法王とタイブ師は「主に世界の主要宗教の権威と信者らが直面している共通の課題に焦点を当てた」とし、この課題には世界平和に向けた協力、暴力行為やテロの拒絶、中東の紛争やテロを背景としたキリスト教徒をめぐる現状や保護などが話し合われたことを明らかにした。

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私も何らかの形で宗教間の融合に尽力できる仕事をしたいと思うと同時に、世界の宗教についてもっと勉強しておかなければと感じました。

 

 

 

2016年05月17日

ニュース:NYで仏教徒パレード

NYで釈迦の誕生日祝う=各国の仏教徒がパレード-米
(時事ドットコム、2016/05/17)

 

米ニューヨーク中心部マンハッタンの教会で15日、仏教の開祖・釈迦(しゃか)の誕生日を祝う行事「灌仏会(かんぶつえ)」(通称・花まつり)が旧暦に合わせ開かれ、現地で布教に励む世界各国の仏教徒約150人が一堂に会した。

 

色とりどりの法衣に身を包んだ仏教徒らは、鐘や太鼓を鳴らしながら教会周辺をパレード。中国の獅子舞やカンボジアの踊りなど、各国それぞれの祝い方で高層ビル街を練り歩いた。その後の式典では、生誕時の釈迦をかたどった仏像に甘茶を掛ける伝統儀礼のほか、各国の僧侶による読経や講話が行われた。チベットやバングラデシュの子どもらによる歌やダンスも披露された。

 

行事を主催したニューヨーク仏教連盟の会長で浄土真宗の僧侶、中垣顕実さん(55)は「連盟発足から30年の節目の行事に、いろいろな国の人が参加してくれた」と感慨深げに話した。

2016年05月13日

ニュース:秋篠宮夫妻、ローマ法王を表敬

秋篠宮夫妻、ローマ法王を表敬 皇室として1993年以来
(2016/5/12、共同通信)

 

イタリアを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は12日、バチカンを訪れ、ローマ法王フランシスコを表敬された。宮内庁によると、皇室による法王表敬は1993年に天皇、皇后両陛下が当時の法王ヨハネ・パウロ2世と会見して以来。

秋篠宮ご夫妻は法王から「ようこそいらっしゃいました」と歓迎を受け、約25分間会見。有田焼のつぼなどをプレゼントし、法王は「とても素晴らしい」と笑顔を見せた。法王は環境保護への思いを込め、昨年発表した環境問題に関するカトリック教会の重要文書「ラウダート・シ」などを贈った。

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世界の平和と友好のために、日本の皇室が今後、重要な役割を果たされるかもしれないとの期待を込めて、本HPでは、皇室外交に注目していきます。

2016年05月11日

ニュース&コメント:ロンドン市長に初のイスラム教徒

最近のニュースから私が注目したのは、ロンドン市長にイスラム教徒で富裕層出身でない人が選ばれたという報道です。

 

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英国 ロンドン市長にイスラム教徒 欧州主要都市で初
(毎日新聞2016年5月7日)

英国で5日行われた統一地方選挙で7日、ロンドン市長にイスラム教徒で人権派弁護士の労働党議員、サディク・カーン氏(45)が当選した。ロイター通信によると、イスラム教徒の市長誕生は欧州主要都市で初めて。

 

市長選はカーン氏と保守党議員のザック・ゴールドスミス氏(41)の事実上の一騎打ち。カーン氏の父はパキスタンからの移民で元バス運転手。低所得者向け公営住宅で育ち大学卒業後、人権派弁護士として活躍していた。ゴールドスミス氏は資産家出身で、ボリス・ジョンソン市長(51)の後押しを受けていた。

 

保守党側が、イスラム教徒という理由でカーン氏とイスラム過激派を結びつけるような主張を展開し、物議を醸していた。カーン氏は当選後、「ロンドン市民が分裂よりも結束を選んだことを誇りに思う」と述べた。英メディアによると、富裕層出身ではない人物が市長になるのも初めて。

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この画期的なニュースに対して、日本経済新聞は、「ロンドン市民、『多様性』選ぶ」報じました。「英国の首都としてロンドンは旧植民地や欧州連合(EU)各国から多くの移民を受け入れ、経済成長につなげてきた。2011年の国勢調査によるとロンドン人口の12.4%はイスラム教徒。今やロンドン人口の3分の1は英国以外の生まれとされ、市長選の投票用紙はアラビア語やトルコ語など18言語に訳された。専門家たちは『移民社会が孤立しがちなパリやブリュッセルに比べて、ロンドンは多様な価値観が定着した』と指摘する。」(日経記事抜粋)

 

世界の紛争・戦争の原因の多くは宗教対立、特に現代では、9.11同時多発テロ以降、再びイスラムvsキリスト教の対立が深刻化しています。そういう意味で、今回のニュースは、キリスト教とイスラムの融和という象徴的な出来事として、今後の世界の平和と安定に向けたきっかけになればいいですね。宗教融和、今こそ宗教界が本腰を入れなければならいと改めて思いました。

 

では、このニュースを都市における人種の融和という点で、東京について考えると、国際都市としての東京はどうでしょうか?今、ロンドンを目指さなければならないというつもりはありません。ましてや、これで移民受け入れ論が強まるのなら本末転倒です。制度だけ変えても、住民(国民)にその土台がなければ返って混乱を引き起こすでしょう。政治家や一部の学者やメディアの掛け声でなく、投票という形で、ロンドンが「グローバル国際都市」であることが証明されたというところが重要です。ロンドン市民には、多様性の考え方が定着していたのです。

 

それでも、東京がロンドンから学ぶところは大きいはずですね。東京オリンピックがある5年後、どれだけ多くの外国人が、東京(日本)にまた来たい、住んでみたいという気持ちになってもらえるか、制度や都市環境など都市づくりだけでなく、おもてなしする側の都民(国民)のこころのあり様も問われてくるでしょう。

 

現在、国主導で、日本の観光立国化が図られていますが、その中心はビザの緩和など制度的なものが中心です。日本の真の観光立国化は、住民も参加する自治体レベルでの地道な取組みにかかっていると思います。