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2017年12月25日

ニュース:薬の副作用、国が初明記

高齢者「薬漬け」適正指針 国が初 副作用の有害性明記
(2017/12/24、産経新聞)

 

高齢者が多くの薬を服用する「薬漬け」について、厚生労働省が、医師や薬剤師らを対象に服用の適正指針案(骨子)をまとめたことが23日、分かった。国レベルで高齢者の内服薬に関する指針を作成するのは初めて。薬の多種類の服用は副作用などのリスク増が指摘されている。日本では「患者がとりあえず薬をもらいたがる」といわれ、医療費の削減も期待される。指針は来春にも完成し公表、一般国民向けも来年度に考案するという。


厚労省によると、60歳を超えると高血圧や骨粗鬆(こつそしょう)症など複数の疾患を抱えることから、服用する薬の種類が増加し、75歳以上でさらに多くなる傾向にある。レセプト(診療報酬明細書)調査によると、70歳以上の患者で平均6種類以上服用している。東京大などの患者調査では、薬を6種類以上服用している場合に副作用が出やすくなったりするケースが急増。転倒の発生頻度が2倍近くに増え、認知障害のリスクが増加するというデータもある。
このため指針案では「医療の質を向上させ、患者の健康に資すること」という目的を記載。高齢者が薬を服用することで生じる物忘れや目まい、失神など「有害事象」を列挙した。

 

安全性確保の観点から、単に薬の数を減らすのではなく、適正な処方内容への見直しが重要であることを明記。複数の医師にかかっている場合は「お薬手帳」を活用してかかりつけ薬剤師にチェックしてもらうことも念頭に、「医師、薬剤師、看護師などが一元的に情報を集約し、連携すること」とした。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」が今秋、約5千人の高齢者に調査したところ、処方された薬を飲み残す患者も多く、47%が飲み残しの経験があると答えた。同法人代表で東京家政大の樋口恵子名誉教授(家族関係学)は「服薬を不安に思う高齢者は増えている。『人生100歳時代』になり、いずれ自分で薬が管理できなくなる。薬は“命のもと”であり、薬の適正なあり方を考え直さなければならない」と話した。

 

2016年07月09日

ニュース:核酸医薬品の開発

核酸という栄養素をご存知でしょうか?核酸とは、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)をいうのですが、この物質が、医学や栄養学を根本から変えていく可能性を持っています。

 

先日、その核酸を使った医薬品の開発を進める企業についてのニュースがありました。

 

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大日本住友、核酸医薬品に18年参入 がん治療向け
(2016/7/8 日本経済新聞)

大日本住友製薬はがん治療に使う新型バイオ医薬品の開発に2018年から乗り出す。がん細胞を狙い撃ちする「核酸医薬品」と呼ばれる薬で世界的に注目されている。まず米国で臨床試験(治験)を始める。iPS細胞を使ったパーキンソン病治療薬などとともに大型新薬に育てる考えだ。

 

バイオ医薬品は世界の製薬大手が実用化に動いており、小野薬品工業のがん治療薬「オプジーボ」のように人の免疫反応を利用する抗体医薬品が実用化されている。大日本住友が開発するのは遺伝子の働きを制御する核酸医薬品で、化学合成で製造できる。製造工程で細胞の培養が必要な抗体医薬品よりコストを抑えられる。

 

同社の米子会社がこのほど「aiRNA」と呼ぶリボ核酸(RNA)を使った技術の特許を取得した。従来より高い精度でがん細胞を狙い撃ちでき、副作用も少ないとみている。

 

同社は18年に米国で治験を始める。今回の新薬について動物実験で高い効能を確認できたため、多額の研究開発費を投じて実用化を狙う。まずがん治療薬の開発に注力するが、実用化には5年近くかかる見通し。感染症や生活習慣病の分野でも応用できるとみられる。

 

大日本住友の16年3月期の純利益は前の期比60%増の246億円と、足元の業績は堅調だ。ただ稼ぎ頭の抗精神病薬「ラツーダ」は19年に特許切れを迎える。iPS細胞を使ったパーキンソン病治療薬といった有望な新薬の開発を急ぎ、中長期的に安定した収益体質を築く。